アル・パチーノ

Al Pacinoプロフィール

☆生年月日・出身：

1940/4/25、アメリカ合衆国ニューヨーク州イーストハーレム

☆俳優タイプイメージ：

実力派、演技派、個性派、アクション、シリアス

☆僭越ながら一言：

アメリカンドリームの体現者。極貧から努力でスターに。まだまだいける。演技は最高。

☆エピソード・略年表など：

シチリア移民の子として生まれるが2歳の頃に両親が離婚し、少年時代は非常に貧しい生活を送る。比較的小柄（167cm）。

若い頃はニューヨーク市内でメッセンジャーボーイやビルの清掃稼業、映画館のアルバイトなど様々な職業を渡り歩いた。この頃に後々名コンビとして知られるジョン・カザールと親交を結んだ。

26歳からリー・ストラスバーグ主宰のアクターズ・スタジオで演技を学んだが、オーディションに行くためのバス代もないほど貧しい時もあった。しかし次第に舞台で活躍するようになり、オビー賞を受賞。

６９年「ナタリーの朝」で映画デビュー。

７１年の「哀しみの街かど」でヘロイン中毒の青年を演じて注目されるようになる。その後「ゴッドファーザー」で世間にその名と実力を轟かせた。

「セルピコ」「狼たちの午後」「ゴッドファーザー ＰＡＲＴ２」などの映画に主演。

７２年から７５年にかけて４年連続でアカデミー賞にノミネート。名実ともに大スターに。

しかしこの頃から、アカデミー賞狙いの過剰な演技が目立ち始め、業界関係者の反感を買う。今でこそバイオレンス映画の傑作「スカーフェイス」も、公開当時は大失敗作と評され興行成績も振るわなかった。

７０年代後半から８０年代にかけて極度の不振に陥ったパチーノは一時期活動の場を舞台へと変え、地道にチャンスを待つ。

８９年に「シー・オブ・ラブ」で映画に復帰、「ディック・トレイシー」「ゴッドファーザー ＰＡＲＴ３」に出演し、名声を取り戻そうとするが、評価されず、興行成績も振るわなかった。

９２年の「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」で盲目の退役軍人を熱演。アクの強さも圧倒的な存在感に好転。「摩天楼を夢みて」でのアカデミー賞助演男優賞と共にアカデミー賞主演男優賞にノミネート。クリント・イーストウッド監督の「許されざる者」が作品賞を初めとした各部門の賞を独占する中、第65回アカデミー賞主演男優賞を獲得。

55歳を超えてからも「フェイク」「インサイダー」など佳作に出演。

９４年にはヴェネチア国際映画祭の経歴賞を受賞。

９６年の「リチャードを探して」では監督も務めた。

還暦を迎えた０１年には、ゴールデングローブ賞において生涯功労賞に相当するセシル・B・デミル賞を受賞。共演したジョニー・デップ、ラッセル・クロウ、ジェイミー・フォックスなど、現在第一線で活躍する俳優たちに多大な影響を与えたといわれている。

０７年公開の「オーシャンズ13」ではジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンなどのスター俳優たちの中で助演に徹しホテルのオーナーを演じた。

ダイアン・キートンやペネロープ・アン・ミラーなどと交際していたが結婚暦はない。一般の女性との間に2人の娘をもうけている。

出演作品を選ぶことで有名。（「スター・ウォーズ」においてハリソン・フォードが演じたハン・ソロ役や「クレイマー・クレイマー」においてダスティン・ホフマンが演じたテッド・クレイマー役のオファーを断っている。皮肉にもハリソン・フォードフォードは一躍トップスターになり、ダスティン・ホフマンはアカデミー賞主演男優賞を獲得した。）彼の人気は下降している。

彼の演技に触発されて俳優を志した者は多く、ブルース・ウィリスは自身もその一人であることを表明。

☆主な映画等出演作：

１９６９年「ナタリーの朝」

１９７１年「哀しみの街角」

１９７２年「ゴッド・ファーザー」

１９７３年「スケアクロウ」「セルピコ」

１９７４年「ゴッド・ファーザーＰＡＲＴ２」

１９７５年「狼たちの午後」

１９７７年「ボビー・デアフィールド」

１９７９年「ジャスティス」

１９８０年「クルージング」

１９８２年「喝采の陰で」

１９８３年「スカーフェイス」

１９８５年「レボリューション　めぐり逢い」

１９８９年「シー・オブ・ラブ」

１９９０年「ゴッド・ファーザーＰＡＲＴ３」「ディック・トレーシー」

１９９１年「イン・ベッド・ウイズ・マドンナ」「恋のためらい／フランキーとジョニー」

１９９２年「セント・オブ・ウーマン／夢の香り」「摩天楼を夢見て」

１９９３年「カリートの道」

１９９５年「ヒート」「アル・パチーノ／天国の約束」

１９９６年「訣別の街」「リチャードを探して」

１９９７年「ディアポロス」「フェイク」

１９９８年「チャイニーズ・コーヒー」

１９９９年「エニイ・ギブン・サンデー」「インサイダー」

２００２年「インソムニア」「ニューヨーク　最後の日々」「シモーヌ」

２００３年「リクルート」「ジーリ」

２００４年「ヴェニスの商人」

２００５年「トゥー・フォー・ザ・マネー」

２００７年「オーシャンズ13」

☆主な映画等出演作のDVD☆



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